マンションの内廊下と外廊下のメリットとデメリット

管理人 20年11月18日
マンションの内廊下と外廊下のメリットとデメリット

 ある程度物件のグレードが上がってくると、内廊下タイプの建物と外廊下タイプの建物があることに気づきます。ただ、意外と廊下の特徴など考える事はないかと思います。
普段の暮らしはもちろん、防災面・セキュリティ面でどのような違いがあるのでしょうか?マンション選びの際に知っておきたい、外廊下と内廊下それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。




◆外廊下と内廊下の違い

まず“外廊下”と“内廊下”の違いを確認しておきましょう。外廊下は、建物の外側に面しており、外気に開放されたタイプの廊下のことです。“開放廊下”と呼ばれることもあります。

一方、内廊下は、建物の内側に取り込まれているなど、外気に開放されていない廊下です。一般的な宿泊施設の多くは内廊下なので、“ホテルの廊下”をイメージすると分かりやすいでしょう。


◆マンション外廊下のメリット




開放的で通気性が良い
外気に面しているため、臭いや湿気が廊下にこもる心配がありません。廊下に面した窓やドアを開けて、室内の反対側の窓(ベランダ)などを開放すれば、風が通り抜けるため効率的に換気することができます。

光が入るので明るい
外廊下には、日中に日光が差し込みます。廊下側に窓があれば、室内の明るさを確保できるでしょう。明るい廊下であれば日中は明かりを点ける必要はありません。

◆マンション外廊下のデメリット

雨や雪が吹き込んでくることがある
雨や雪が降る日は、風向きによっては外廊下に吹き込んでくることがあるでしょう。また、強風の日は砂や埃などが舞い込んで、廊下の床を汚すこともあります。高層・超高層マンションでは日常的に強風が吹くため、ほとんどの建物で外廊下を採用していません。また安全面も考えるとあまり高層の建物に外廊下は危険も隣り合わせなので小さいお子様がいるご家庭などは、しっかりと考える事が必要ですね。 


玄関を出てすぐ暑い・寒い
外廊下の気温=外気温となるため、玄関ドアを開ければ外と同じ気温です。暑い日や寒い日には、郵便物の確認などでエントランスまで出るのが面倒に感じる方も少なくありません。



◆マンション内廊下のメリット

外気の影響を受けにくい
内廊下は外気の影響を受けにくいため、外廊下に面した部屋に比べて断熱効果が高く、冷暖房の効率が良いです。内廊下の空調が24時間完備されているマンションでは、エントランスを出るまで快適な温度が保たれています。
駐車場まで全く外に出ずに済む物件も多く、やはりそこはグレードが非常に関係してくる部分です。


高級感のある内装が多い
“ホテルライク”を謳っているマンションは内廊下であることが多く、カーペットを敷き込んだ高級感のある内装となっています。




プライバシーを守りやすい
内廊下のマンションは、建物の外部からの目が届かないため、どの部屋に出入りしているかを見られることがありません。また、廊下から外部の人間が侵入する心配がないという防犯上のメリットもあります。




◆マンション内廊下のデメリット

昼間も暗いので電灯が必須
内廊下には昼間も日光が入らない場合、照明の点灯が常に必要です。廊下側から室内に自然光を取り入れることができません。


管理コストが高い
常に内廊下の照明を点けておく場合、その分の電気代が掛かり、共益費・管理費に反映されます。空調完備のマンションであれば、管理コストはより高額になるでしょう。

臭いや湿気がこもりやすい
内廊下は閉鎖空間のため臭いや湿気がこもりやすいです。マンションでは建築基準法に沿って24時間換気設備が導入されているのが基本ですが、外廊下のように一気に空気を入れ替えることはできません。

◆防災・防犯面から見た外廊下と内廊下の特徴

マンションの防火対策を確認しよう
一般的なマンションには、火災を想定してベランダ側と玄関側に避難経路が定められていますが、内廊下に煙が充満して避難が難しくなる場合もあります。火災時に問題となるのは、火そのものよりも煙や有毒ガス(一酸化炭素)による中毒です。お住まいのマンションでは火災時に排煙対策や防火扉がどのように作動するのかをしっかりと確認しておきましょう。


防犯面では意見が分かれる
内廊下のマンションは、外部からの視線がないためプライバシーが守りやすいのがメリットではありますが、防犯の観点からは意見が分かれる部分でもあります。

なぜなら、プライバシーを守りやすいということは、裏を返すと犯罪の死角になりやすいということでもあるからです。 空き巣は“人の目”を気にするため、視線が届かない場所からの侵入を選ぶ傾向があります。内廊下のマンションでは、防犯カメラの位置やセキュリティシステムの有無を確認しておくと安心でしょう。

外気の影響を受けにくくホテルライクな内装の内廊下と、風通しが良く開放感のある外廊下、それぞれにメリットがあるため、どちらのほうが自分に合っているのか、生活スタイルや好みに合わせて、暮らしやすそうな廊下を選びましょう。


◆お部屋を選ぶ立場の入居者も、物件選びの材料としておさえておくべき!

今回は「内廊下・外廊下」について書かせて頂きましたが。皆様のお部屋探しも簡単なものではありませんね?限られた条件で、限られたエリアでお部屋探しに苦労されている方も多いと思います。
特に廊下やエレベーターなどの共用部は、毎日利用する導線でもあり。一瞬の判断ではなく長い生活を想像して、自分や家族の生活のスタイルなどに合わせて考えてみると良いと思います。


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